引っ越しの手続きとして、以前「引っ越しが決まったらまずやること」はチェックリストの作成というお話しをしました。これは手続きの基本になるので、今回は少しくわしくお話ししましょう。

なお、チェックリストを作るのは、おおまかなスケジュールを組んでからするといいです。全体で1ヶ月準備期間に充てるとして、1週間ごとにすることを確認しておきましょう。これは、項目として思いつくこと以外に、時期を考えると「あ、これも」と気づくことがあるので、やることのモレが少なくなるのでいいですよ。


引っ越しの手続きは、引越し前と引越し後のそれぞれで必要なことがあります。
まず引越し前ですが、

 1. 役所関係と免許証、
 2. 郵便局・銀行、
 3. 電気・ガス・水道、固定電話
 4。 (お子さんがいる場合)学校・幼稚園・保育園

あたりになります。それぞれ次のような手続きが必要です。


1では転出届が必須です。もう1つは福祉関係(年金、保険)ですが、こちらはお勤めの方なら会社で手続きしてくれることが多いです。

2では郵便局に転居届を出しておけば、1年間は旧居に届いた郵便物を転送してくれます。銀行は、転居先に支店がない場合には口座を解約しないといけません。

3は1週間前ごろには最寄りの営業所に連絡しましょう。また引越し先の会社にもこの段階で連絡しておくことを忘れずに。あまりギリギリだと引越しても電気がない!という事態になってあわてます。電話は「116」で1ヶ月前から受け付けています。

4は事前に編入先を決めないといけません。いろいろなケースがあるので、まず在籍する学校や幼稚園に確認しましょう。


引越し後の手続きも基本的には上の1〜4に関することですが、事前の手続きがきちんとできていれば、

 1では転入届の提出、
 2では住所変更(同行支店の場合)または口座開設(違う銀行の場合)、
 3ではガスの開栓(業者が来ます)、
 4では転校手続き、または幼稚園・保育園への連絡、

をすれば新生活の準備はほぼ完了です。


これらの中でも、公立小中学校への編入は役所で同時にできるなど、確かめておけば二度・三度の手間にならずに効率的に手続きができますよ!